2穴のファイル穴について

伝票百貨店では加工オプションとして「穴あけ」加工を用意しています。これは一般的な2穴バインダーやリングファイルで書類を保管・整理するためのオプションです。この2穴の位置はJIS規格によって定められていますので、加工の際にはその規格に沿った位置に穴を開ける必要があります。





1.2穴ファイル用規格(JIS S 6041)

ファイル穴を開ける際の基準として、日本産業規格(JIS)S 6041が存在します。この規格は2穴の穴あけを行うための事務用穴あけ器・2穴パンチについて規定したものです。職場や学校での書類整理・ファイリングにおいて、この規格が標準となっています。市販されている2穴バインダーやリングファイルも、ほとんどがこの規格に基づいた仕様の製品です。JIS S 6041の穴あけに関する仕様は以下の通りです。

  • 穴の中心から中心までの間隔は80±0.5mmであること
  • 穴の直径は6±0.5mmであること
  • 用紙の端から穴の中心までの距離は12±1.0mmであること
  • 穴は用紙の中心線に対し対称の位置であること

2.伝票百貨店の穴あけオプション

市販されている2穴バインダーやリングファイルはJIS S 6041に基づいた仕様の製品です。ところが製品によって金具の太さやリングの直径が異なるため、規格にきっちりと合わせた2穴の位置では、ファイリングした用紙が暴れてしまう、ファイルを開いたときに用紙が重なってめくりにくくなってしまう等のトラブルが起こることがあります。伝票百貨店では使用時のトラブル防止のため、以下のような2穴の穴あけを標準としています。

  • 穴の中心から中心までの間隔は80mm
  • 穴の直径は5mm
  • 用紙の端から穴の中心までの距離は10mm
  • 穴は用紙の中心線に対し対称の位置

穴の直径を6mmから5mmへ小さくすることで遊びが減り、用紙がファイルの中で暴れづらくなります。用紙の端から穴の中心までの距離を12mmから10mmに狭めることで、リングファイルを開いたときに用紙の端が重なりにくくなります。



2穴の位置や大きさは規格によって定められています。
しかし、ご使用の2穴バインダーやリングファイルに合わせて、適切な位置や大きさの2穴をあけることでさらに使いやすくなります。ご希望の位置や大きさで穴開けを行うことも可能です。穴あけについての疑問やご相談がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。



アーカイブ

pagetop

お使いのブラウザはご利用頂けません

ご利用中のIE(Internet Explorer)はご利用いただけません。
お手数ですが下記の推奨ブラウザをご利用ください。

推奨ブラウザ